1歳半の子供をつれて羽田→函館を飛行機で移動することになった。
いろいろと不安はあったが、事前に準備をしたかいもあって飛行機移動を楽しむことができた。
「子供が泣いたらどうしよう」
「耳抜きができなくて子供が痛がったらどうしよう」
「機内でのオムツ交換はどうしよう」
赤ちゃんとの飛行機移動には様々な不安がつきものです。
今回初めて子連れで飛行機を利用した体験を元に、赤ちゃんとの快適な飛行機移動について紹介します。
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目次
赤ちゃんの座席は取る必要がある?
基本的に座席を必要としない3歳未満の子供の場合は座席を取る必要はありません。(=無料)
膝の上で良ければ無料です。これはありがたい。是非無料のうちに飛行機を体験させてあげたいですね。
金銭的に余裕があるのであればもちろん座席を用意しても構いませんが、座ってベルトのできない子供は膝の上で抱えなくてはいけないので、空間を広く使えるくらいのメリットしかありません。
赤ちゃん連れにオススメの座席
JALのクラスJには後方に子連れ優先席があります。
トイレやギャレー(キッチンとかあるところ)近くの座席でCAのサポートを受けやすいということだけです。
また、クラスJなのでシートの幅が3cm程度、前の座席との間は18cmくらい広いです。
クラスJがいいの?
少しでも広い空間を確保したい人や、早く降りたい人には良いかもしれませんが、個人的な意見としてはおすすめしません。
全ての人がそうでは無いのですが、クラスJは料金が高いだけあって、偉そうな客(CAに対して横柄な態度で接する、怒鳴る等)が多いような気がします。
そんな客の近くで子供が泣いたりしたら何を言われるかわかりません。
子供にとっては普通席だろうがクラスJだろうがたいして変わりはないので、短距離であれば利用はおすすめしません。
ちなみにクラスJの料金は+1000円~2000円です。普通席を予約していても当日空きがあれば+1000円でクラスJに変更できます。
普通席で後方がおすすめ
降りるのは遅くなってしまいますが、後方の外がよく見える窓際座席をおすすめします。
理由としては
- 行き先にもよるが、後方にはツアー客が多い(=安い費用で乗っているので、偉そうな客が少ない気がする)
- 飛行機の一番後ろには広いスペースがあるので、万が一立って子供をあやす事になった場合に良い
- 後方トイレへのアクセスが良い
羽田→函館で利用されている767-300だと43より後ろくらいだと景色もよく見えるし、後方トイレが近いのでおすすめです。
スクリーン前、非常口前は足元は広いが注意が必要
スクリーン前の席は足元が広いので、動きまわる子供がいる場合はいいかもしれませんが、肘掛けを上げることができません。
せっかく両親が並んで座っていても肘掛けは出したままとなるので注意しましょう。
非常口前の座席も足元が広いですが、この席は子連れで座ることはできません。
小さい子供と一緒の搭乗はいろいろと優遇されます
航空会社は小さい子どもを連れてる人のサポートが結構充実しています。
- 小さい子どもを連れている場合は最優先で飛行機に搭乗できます。
- ミルク作りの手伝い(お湯をくれます。ミルクや哺乳瓶は自分で用意する必要があります。)
- 子供用の食事の用意(食事が出る路線のみ。事前予約が必要です。)
- ベビーバシネット(ベビーベッド)の貸出。同伴者のシートの位置が制限されます。国内線は無し。事前予約必要です。
- 子供用おもちゃのプレゼントや絵本の貸し出し
- 預けたベビーカーが優先して出てくる(クラスJ乗客の荷物の後)
JALを例に紹介しましたが、ANAでもほぼ同等のサービスだと思います。
人がたくさん乗ってる狭い空間に子どもを連れて乗ると驚いて泣く気がしていたので、優先搭乗はありがたかったです。
乗客がまた乗っていない状態で乗れるのでCAさんも笑顔で迎えてくれ、子供も安心です。
搭乗後にCAさんがおもちゃを持って来てくれました。
プラモデル、おりがみ、塗り絵から好きな物を選んでよくて、うちの子は行きも帰りもプラモデルを選択
↑もらった状態。暗いですね。
対象年齢は6歳以上らしいが、家に帰って組み立ててあげたら1歳半のうちの子は喜んで遊んでました。
↑数分後
小さい子が遊ぶには脆すぎるかも。接着剤必須です。
細かい部品がすぐに落ちて拾うのが大変なので、機内では組み立てないほうがいいかもしれません。
子供の耳抜き対策について
大人でもたまに痛くなってしまう気圧変化による耳の痛み
上昇中より下降中のほうが注意が必要みたいです。
赤ちゃんに違和感を感じたら唾液を飲んだりあくびをしろと言っても無理なので、飲み物と食べ物を与えることで防ぎました。
用意したのは子供の大好物ばかり。
お気に入りのお菓子に、牛乳、たまにあげると異常な程喜ぶホタテの乾燥貝柱、あまりあげたくはないが、マクドナルドのポテト(知人の家で出されて味を覚えた)等
羽田のB1にマクドナルドあります。B1には他にもパン屋やコンビニ、フードコートもあるので、羽田利用者は出発ロビーに行く前に寄ることをおすすめします。
函館は1Fにコンビニがあります。保安検査場を通った後はちょっとした土産物しか買えないので、買い物は保安検査場を通る前に済ませましょう。
上昇中は痛くなりにくいようなので、少しのお菓子とお茶をたまに与える程度。
下降の際は、用意した物全てを小出しにしながらあげました。
うちの子は牛乳が好きなので、行きも帰りも空港のコンビニで牛乳を買って下降の際に飲ませました。
子供に持たせると一気に飲み干してしまうので、私がもってストローの位置を調整しながら少しずつ飲ませました。
ちなみに機内でも子供用の飲み物がもらえます。
子供用と言っても大人に提供される物と同じで、水、100%果汁ジュース、お茶等です。
言えばたぶんお湯もくれます。
子供用と同伴者の飲み物には蓋とストローをつけてくれるので、こぼす心配がありません。
事前に用意したかいもあってうちの子は特に痛がる様子もなく無事に乗ることができました。
子供が泣いた場合どうするか?
泣かないように事前に対策しても泣いてしまうことがあるかもしれません。
赤ちゃんに何を言っても泣いてしまえばどうすることもできません。
だからと言って開き直ることはしないように。
周辺客にきちんと声に出して謝りましょう。
周辺にはたくさんの乗客がいます。隣の人に会釈程度ではダメです。
隣の人を見ながら周辺によく聞こえるように謝りましょう。
申し訳無さそうに謝って必死にあやしている姿を見れば、大抵の日本人は苦言を言うことはないでしょう。
私自身子を持つ親として子供が泣いてしまうのは仕方ないと理解はしていますが、狭い機内で子供に永遠と泣かれるのは結構イライラします。
特に許せないのは周りに何の配慮もせずに開き直っている親です。
一言声をかけてもらえれば許せるのですが、開き直って何もしない親を見るとさらにイライラします。
赤ちゃんが泣くのは当たり前のことですが、残念なことに赤ちゃんの鳴き声に苦言を呈する人も居ますので、周りへの配慮を忘れないようにしましょう。
前後の乗客には声をかけましょう。
特に前後の乗客には迷惑をかけるかもしれないので、搭乗後すぐに子供が迷惑をかけるかもしれない旨挨拶しましょう。
案の定うちの子は座席のテーブルをバタバタとして遊んで前の乗客に迷惑をかけ、座席の後ろを覗いて後ろの乗客にも迷惑をかけました。
幸い前後には理解ある方々が乗っていたので、特に問題はありませんでしたが、降りる際にも軽く謝っておきました。
寝かして乗るのは有効?
短いフライトであれば寝る時間を調整して寝てる間に乗り降りできるかもしれません。
ただ、もし途中で起きた場合、いきなり狭い空間に人がたくさん乗っていて、轟音が鳴り響いていたら泣いてしまうかもしれません。
生後間もない赤ちゃんであれば仕方ないですが、ハイハイが始まっているくらいの子であれば泣かないようにできる対策もいろいろとあるので、起きたままでの搭乗をおすすめします。
オムツ替えはどうするの?
搭乗直前におむつ替えをするのは当然ですが、途中で変えなくてはいけない状況もありますよね。
機内のトイレにはオムツ替え台がきちんとついています。
ついてはいますが、結構小さいです。1歳超えるとちょっときついかも。
難しい場合はCAさんに相談しましょう。たぶん広い場所を用意してくれます。
オムツのサービスもあるらしいです。JALの場合はGENKIのMかLサイズ
万が一オムツを機内へ持ち込むのを忘れても大丈夫です。
乗る前に飛行機に慣れさせる
極力泣くリスクを減らすべく、我が家では飛行機に慣れるようにいろいろとやったので紹介します。
飛行機に興味を持たせる
普段から飛行機を見つけては「あ、飛行機だよ!」と行った感じに指をさして話しかけました。
繰り返しているうちに子供が飛行機に反応するようになり、先に見つけて教えてくれたりします。
飛行機を見に行く
羽田空港近くの城南島海浜公園まで行って目の前で飛ぶ飛行機を見せました。
この公園では着陸直前の飛行機を見ることができます。
さすがに近くを轟音で飛ぶので最初はかなりビビってましたが、1時間程度で慣れました。
この公園は飛行機も見れるし広い公園なので、ピクニックにいいですよ。
念の為搭乗前に飛行機を見ながらランチ
13:10のフライトだったので、羽田空港6Fの展望デッキで着陸する飛行機を見ながら昼食を食べました。
展望デッキに出ると飛行機の音が凄くて子供が泣いてしまう。
ここで諦めるわけにはいかないので、食べ物で誘いながら昼食開始
食べ終わる頃には慣れて展望デッキを走り回っていました。
妻、子供はB1にあるDEAN & DELUCAで買ったパンを。
私は出発ロビーで買った↓これ
何種類かあったカツサンドから選んだのは肉の万世のかつサンド700円
不味くはないが、肉が加工肉みたいに柔らかくてあんまり。
700円の価値は感じないかな。他のもっと安いのにすれば良かった。
他にも何種類かあったので、これから買う人は是非別のを食べて感想を聞かせてほしい。
空港には子供の遊び場があります
全ての空港ではありませんが、羽田にはキッズコーナーがあります。
帰りに見つけたので、利用してはいませんが、保安検査場を通った後の待ち時間を楽しむのもいいかもしれません。
行きでも帰りでも利用できます。
↑羽田の保安検査場を通った後にある赤ちゃん連れに便利なマップ(第一ターミナル)。
JALのベビーカーについてました。
函館空港にもちょっとした遊べるスペースがありました。
少し大きい子向けですかね。うちは時間が無かったので遊ばせていません。
場所は二階のおみやげ屋があるエリアです。保安検査場を通った後には何もないので、遊ばせるならここになります。
ベビーカーは預け荷物になります。
ベビーカーは預け荷物になるので、機内に持ち込めません。
JALやANAでは搭乗口まで乗れるベビーカーのレンタルを行っているので、荷物を預けた後はレンタルのベビーカーを利用しましょう。
我が家は荷物が多くなるのでベビーカーを持って行きませんでしたが、空港内の移動には便利だったので借りました。
行きはJALチェックインカウンター前に置いてあるベビーカーを借りましたが、帰りは飛行機降りてすぐに置いてあり、そのまま地下一階の京急の改札まで使えたのでとても楽でした。
JALやANA利用では無い場合、空港で用意している場合もあるので、空港に問い合わせてみましょう。
ベビーカーを預ける際に破損や汚れが気になる方
少なくともJAL、ANAは預かったベビーカーにビニールを被せてくれます。
到着後の荷物も優先して出てくるので、上にスーツケース等は乗っていないと思います。
eチケットもしくはJALカードでチェックイン無しで楽々搭乗
JALのオンラインサイトで座席指定まで済ませておけば空港でのチェックインが不要です。
チケットは事前に印刷するか、携帯にQRコードをダウンロードして使用します。
また、JALカードを持っている場合はJALカードが搭乗券代わりになります。
私と妻はJALカードを持っているので、JALカードで搭乗しました。
子供(座席無し)の搭乗券は保安検査場でJALカードをかざすと紙で出てきました。上の画像のQRコードが子供の搭乗券です。
搭乗する時間によってはチェックインカウンターは混み合うので、結構長いこと並ぶことになります。
eチケットを活用して無駄な時間を短縮しましょう。
事前準備で快適な旅を!
赤ちゃん連れでの飛行機移動は大変ですが、サポート体制は非常に充実しているので、上手に活用して楽しみましょう!