無事ゼッケンの引き換えも完了し帰って来てEXPOでもらったパンフやら見ていたのですが、参加者だけに配られるオフィシャルプログラムを見てちょっと怖いなーと思ったので紹介します。
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目次
参加者全員の名前が載っている
問題の冊子は↑これ。
ランナー受付時に参加者がもらえる冊子です。
大会情報や、過去の記録等が載っているのですが、
79ページ以降は参加者名簿となっており、参加者全員の氏名とゼッケンナンバーが載っているではありませんか!
当然自分の名前も載っており、「良い記念になるなぁ」と思う反面良からぬことが頭をよぎります。
東京マラソンの参加者や応援者向けのサービス
東京マラソンではランナーや、特定のランナーを応援する人の為の様々なサービスが提供されています。
ランナーアップデート
ランナーの記録検索サービスです。ランナーがだいたいどのあたりを走っているかわかります。
写真撮影サービス
東京マラソンの公式フォトサービスでは、ランナーの写真を販売しています。
ゼッケンNoからその人の写真を検索することができ、人によって数十枚~数百枚くらいは写真が出てきます。
※運営元に電話すれば写真の削除に応じてくれるようです。
ゴールシーンのネットでの放映
2016は日本テレビにより、ゴールシーンの映像が一定期間ネットで放映されます。
追記 年齢、都道府県までわかります。
大会終了後に東京マラソンホームページに追加された記録・順位検索を使えば年齢と都道府県までわかります。
何が怖いかわかりますか?
上で紹介した3つのサービスを利用するのに必要なのはゼッケンNoのみです。
写真撮影サービスはパスワードが設定されていますが、パンフにも記載されていますし、パスワードとしての役割を果たしていません。
誰でもゼッケンがわかれば特定の人の現在位置を知ることができ、走ってる姿の写真を入手でき、ゴールシーンを動画で見ることができるのです。
さらにオフィシャルプログラムに掲載されている参加者名簿が追い打ちをかけます。
ゼッケンがわかれば名前もわかってしまうのです。
どんなことが起こりうるか
特に女性が危険な気がします。
ストーキング
会社の気になる子がマラソン出場すると噂で聞く
↓
氏名からゼッケンNoを入手
↓
写真とゴール映像を見てニヤニヤする
ストーキング2
会場で見たあの子かわいいと思い、ゼッケンを覚える
↓
ゼッケンから氏名と写真を入手
↓
SNSとかで探す
ネットに顔と氏名がさらされる
誰かがネット上に掲載されている東京マラソンの写真に映った特定の個人について言及する
↓
興味をもった人がゼッケンNoから顔写真と氏名を入手
↓
写真と名前がさらされる。
極端に書きましたが、起こらないとも言えません。
名前からゼッケンNoを探すのは大変では?
3万人以上の名前が掲載されているので、確かに目で探すのは大変です。
しかし機械で探せば一瞬です。
この名簿からデータベースを作成して名前とゼッケンNoの相互検索システムを作るのにたいした時間はかからないでしょう。
スキャナとOCRソフトとちょっとしたプログラミングスキルがあれば余裕です。
※追記 ランナーアップデートや、記録順位検索は名前での検索にも対応しているので、簡単に見つけられます。
ゼッケンNoだけで利用できるシステムはいつか問題になるのではないかと思います。
しかし、どれも良いサービスなので是非問題を解決して今後も継続してもらいたいですね。
以上、東京マラソンオフィシャルプログラムに掲載されている参加者名簿はちょっと怖いなと感じた話でした。