2015年東京マラソンはテロへの警戒もあり、会場への持ち込みに厳しい制限がされました。
会場でのチェックが厳しかったとの声も聞きましたが、実際に受けた身としては違っていたので紹介します。
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液体の持ち込み制限について
持ち込める液体は市販されている商品の未開封状態で単体200mlの液体物、合計400mlまでとなっています。
瓶、缶、ペットボトル、水筒の持ち込みはできない為、持ち込める液体は袋状の容器に入った液体くらいになります。
パワーバー(41ml)とか
アミノバイタル(130ml)とか
その他、持ち込みが禁止されているもの
- 爆発物、火薬類、油類、など発火の恐れがあるもの
- 毒劇物や有毒ガス発生の恐れがあるもの
- 刃物類、工具類(カッターナイフ、はさみ等)、傘(折りたたみ含む)等、凶器として使用される恐れのあるもの
入場ゲートでのチェックはどの程度厳しいか
スタート会場へ入るには指定されたゲートから入る必要があり、ゲートでは手荷物検査と金属探知機のチェックを受ける必要があります。
ネットでは厳しすぎるとの声も聞きましたが、実際私が受けたチェックはかなり適当なもの。
預け荷物専用袋に荷物を入れたリュックを入れていたのですが、中身をあけることもなく外から眺めてちょっと手で触って終わり。
中が危険物だらけだとしてもわかることは無いでしょう。
ウエストポーチを既に腰につけていましたが、これに関してはチェック無し。
実際はチェックを受けて、チェック済みのシールをもらわなければいけなかったようです。
↑こんなシールです。付いていない人のほうが圧倒的に多かったです。
この記事を書いていて思い出したのですが、ポーチの中にはテーピングと一緒に裁縫用の小さなはさみが入っていました。
凶器となるような大きさではありませんが、当然ダメですよね。
ゴール後に撮影していた写真に映り込んでました。
長さ的に持込できないはずの自撮り棒です。
ゴール後の更衣所では荷物に折りたたみ傘や、ペットボトルのお茶が入っている人や、制汗スプレーを使う人を普通に見かけました。
抑止力にはなるが、十分なチェックは不可能
危険物の持ち込みを禁止して、手荷物検査や金属探知機によるチェックをすることで抑止力となっているとは思いますが、実際のチェックは甘く、持ち込もうと思えば持ち込めてしまう状態です。
手荷物は金属探知機を通らないので、チェックの意味があるのかも不明。
完璧なチェックができれば良いのですが、殆どの参加者(約30,000人)は7:30~8:30の1時間に会場にきます。
より厳しいチェックには1人あたり最低でも1分は必要で、5つのゲートで30,000人のチェックを1時間30分で行うとなると、各ゲート1分あたり66人ものチェックを行う必要があります。
これだけの人員の配置はとても無理ですね。
どうせやるならスタートブロック入口でチェックしては?
会場入口でのチェックがあまりにも適当だったので、スタートブロック前で再度チェックがあるのかと思ったのですが、何もなし。
どうせやるなら狙われる危険もあり、手荷物の少ないスタートブロック入口で手荷物と金属探知機チェックをしてはどうだろうか。
会場入口でのチェックは非効率過ぎるし、無くても良い気がします。
↑これが言いたくてこの記事書きました。