給食を実施しているほぼ全ての学校では給食費を滞納していても給食費を食べられます。
しかし、給食を提供すれば当然費用が発生するので、未納の世帯が増えれば当然予算が足りなくなります。
こういった学校給食費の欠損分をどのように補うのでしょうか?
文部科学省の調査を元に主な給食費の補填方法を紹介します。
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徴収した学校給食費の範囲内で学校給食を実施
徴収した範囲内で給食を提供するということは、未払いが多ければ多いほど給食の質が落ちると言うことです。
一部の未払い世帯が原因で他の児童にまで影響が及びます。
他の予算等から一時補填して対応
本来教育に使われるべき予算の一部(=税金)が給食費に充てられます。
他の予算が削られる事により教育の質が低下する為、他の児童にも影響がでます。
このように給食費の未納は未払いとなっている世帯だけの問題ではなく、他の世帯にも影響が出る問題となっています。
一人の未納が市町村全体に及ぶ
文部科学省が平成26年に発表した資料「学校給食費の徴収状況に関する調査の結果について」によると、補填方法で一番多いのは徴収した給食費の範囲内で給食を実施するという回答で55.4%を占めます。
半数以上が徴収した範囲でなんとかやりくりできているようですが、28.4%は教育委員会、5.5%は学校の他の予算からの補填です。
無責任な未納世帯が原因で、同じ学校の生徒だけでなく、市町村全体にまで影響が出ます。
給食費を滞納してしまっている方はこのあたりもよく考えて問題に向き合いましょう。