手ごろな物件が欲しくて不動産屋に探してもらうよう依頼していました。
先日不動産屋から連絡があり、希望に近い物件が出ているとのことで資料をもらい、即現地に行って即決しました。
相手方の不動産屋が売主に連絡するとのことで2日程待ったのですが、2日後にまさかの連絡が来ました。
近隣で買いたいという方がいるのでそちらで決まったそうです。
なにそれ?
先に購入意思を示したのは私です。
自分側の不動産屋と話をしても状況が良くつかめないので相手方の不動産屋に電話をすることに。
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目次
買い手は私が決めると言う不動産屋
現地確認には相手方不動産屋もおり、私が購入意思を伝えた段階では間違いなく他からの買いは入っていませんでした。
しかし、相手方不動産屋曰く同時に申し込みがあり、別の人に決まったとのこと。
金額は同じなので、同時の場合は誰が買い手を決めるのかを聞いたところ、「私が決めます」だそうです。
専門家ではないので宅建業法的にこの不動産屋の対応の良し悪しはわかりませんが、なんとも違和感がある回答ですよね。
更に高く買うと言っても通らない
いくら話しても進展はないので、更なる高額で買うと伝えました。
それでも回答はNO
契約は済んでいないが、別の人に売ると決めたの一点張りです。
決めるのは売主でしょ?
せめて更に高額の買い手がいることを伝えるべきでは?
このような事を伝えても相手方不動産屋には取り次ぐ気は無し。
話していてもイライラするだけなので終わりにしました。
両手取引をして手数料を多く取りたい不動産屋
今回私は不動産屋経由で紹介を受けているので、買い手の私と売り手の間には双方の不動産屋が入っています。
もしこの状態で契約が成立した場合、不動産屋はそれぞれ自分の客から手数料をもらえるわけですが、もし売り手も買い手を1人の不動産屋が紹介していれば双方から手数料がもらえます。
このような事情もあって相手方の不動産屋は買い手を選んだのだと思います。
多少売値が下がろうが、双方から手数料がもらえたほうが自分の儲けは大きいので。
こんな事されたら売主的には大損ですよね。
しかし、実際には当たり前のように行われている悪しき習慣のようです。
専任媒介契約を結ぶ際は十分注意を
もちろん真面目に商売している不動産業の方も多いでしょうが、今回のように自身の利益を優先して同業経由の申込みを拒否する業者がいるのも事実です。
特に地方の個人でやっているような不動産屋に専任媒介で売却依頼をしようとしている方はご注意ください。
個人でやっている会社の利益=自分の利益に直結ですので、欲の出方が雇われの社員とはまったく違います。
古くからの付き合いや人の紹介もあるかもしれませんが、損してまで特定の不動産屋と付き合う必要はありません。
専任媒介にもメリットはあると思いますが、まずは複数の不動産屋で一般媒介契約をし、それぞれの業者を見極めたうえで専任媒介契約の流れにしましょう。
地元業者を探すなら不動産一括見積サイトで
自分の足で回っても良いでしょうが、不動産屋もたくさんあります。
やる気のある地元業者を複数探すなら不動産一括見積サイトの利用が良いでしょう。
有名どころだと
このあたりの一括見積サイトを活用すれば近隣のやる気のある不動産屋が見つかると思います。
登録されている不動産屋次第なので、どのサイトが良いとは言えません。
少しでも高く売却したいのであれば各サイトへ登録し、できるだけ多くの不動産屋と会って話をしましょう。
高値の査定にだまされない
複数社への一括見積依頼なので、各社不動産の査定額を提示してきます。
各社査定額には差があり、他より高値をつける不動産屋もいます。
ただ、実際売れるかどうかは別なので、高額査定をしたからといってその不動産屋が良いわけではありません。
買い手がいる前提での高額査定なら良いでしょうが、それならもっと高く売れそうなものですし。
とにかく少しでも高く売却したいのであれば多くの不動産屋と話をして価値を見極め、一般媒介で複数社から売りに出しましょう。
この手間を惜しんでいるようでは不動産屋が儲かるだけですよ。
専任媒介が悪いというわけではりませんが、まずは複数社の一般媒介で様子を見ましょうねって話でした。