ダウンロードしたPDFを印刷したり、編集したりしようとすると、↓こんなエラーが出ることがあります。
これは保護された文書です。編集(印刷)は許可されていません。
今回は↑こんな保護されたPDFの保護を安全に解除する方法について紹介します。
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データの漏洩や、ウイルス感染に注意
まず初めに注意から。
特にパスワードの保護を外そうとしている方に注意してもらいたいのですが、パスワードのクラック関連サイトはウイルス感染のリスクが非常に高いので注意しましょう。
また、この手の情報を探している人は出処のわからないフリーソフトを安易にインストールしてしまいがちです。
最近はファイルアップロードをすると保護を解除してくれるサイトもあるようですが、その文書は外部に漏洩しても問題ないファイルですか?
一度サーバーにPDFをアップロードしているので、サイト管理者であれば容易にPDFの中身を見られます。
こういった情報扱うサイトの中には悪意ある物が多いことに注意してください。
今の時代に入れていない人は居ないと思いますが、ウイルス対策ソフトは必須です。
Google Chromeで安全に保護を解除
さて本題です。
全てではありませんが、ある程度の保護であればGoogle Chromeというグーグル製の無料インターネットブラウザを使って保護を解除することができます。
既にお使いの方もいると思いますが、お使いのパソコンにインストールされていない場合はダウンロード&インストールしてください。
実際に保護を解除してみる
毎年私が保護を解除しているPDFがあります。
国税庁が作成した確定申告関連のPDFファイルです。
PDFを直接編集して申告書を作成したいのですが、PDFは保護されており、編集ができません。
ということでGoogle Chrome(以下、chrome)を使って保護を解除していきます。
紹介する環境はWindowsです。
chromeでPDFを開く
chromeを起動して、PDFファイルをドラッグするとPDFが表示されます。
PDFで書き出し
chrome画面右上のボタンからメニューを開いて「印刷」を選択します。
※ショートカットキー「CTRL+P」でも可
送信先を「PDFに保存」に変更し、「保存」を押します。
保存先を選択する画面が表示されますので、適当な場所に保存します。
これだけでPDFの保護の解除は終了
保存したPDFを開いてみてみると保護が解除されます。
わけのわからないフリーソフトや、怪しいサイトを使う前にまずはchromeで保護が解除できないか試してみましょう。