RaspberryPi本体、電源、SDカードが揃ったのに、モニタ用ケーブルが届かなくて何もできない。
使いたくてウズウズしているので、なんとかならないものか?と調べていると、Pidora18の紹介記事に「ディスプレイなしセットアップに対応」なんて記述を発見
調べてみるとHeadless-Modeなんてものがあるらしい。
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早速Pidoraをインストールしてみる。
とりあえず試してみようと早速Pidoraのインストール作業に入る。
SDをフォーマット
まず最初に起動用SDカードをフォーマットする。使用したSDはこちらで紹介した4GBのSDカード上海問屋オリジナルです。
使用したのはSDフォーマッター4.0
PCにSDカードが認識されていればDrive:の欄にドライブレターが表示されます。
確実にドライブレターが合っているか確認しましょう。違うドライブがフォーマットされると困ると思いますので。
オプションを選択し、論理サイズ調整をONにします。必要ないかもしれませんが、ちょっとしたおまじないです。
フォーマットを選択するとクイックフォーマットだとデータが復元される可能性がある旨表示されます。
他人に譲るわけではないので、気にせず進みます。
SDの中身が削除されてしまうので、もう一度警告が出ます。本当に消して良いのかよく確認しましょう。
フォーマット完了
PidoraのイメージをダウンロードしてSDに書き込み
pidoraのダウンロードは公式サイトから
Downloadから好きなダウンロード方法を選択します。容量は約2GB。どのリンクも海外なので結構時間かかります。
私は「Pidora.ca Direct Download」を選択
ダウンロード後解凍すると下記のファイルが入っています。
- pidora-18-r2c.img
- pidora-18-r2c.img.md5sum
OSのイメージはpidora-18-r2c.imgです。もう一つはダウンロードしたイメージファイルの破損確認用のファイルですが、とりあえず確認は後で行うことにして先に進みます。
SDカードにpidoraのイメージを書き込みます。使用したソフトはWin32DiskImagerです。
PCにインストールする必要はないので、インストーラーではなく、バイナリをダウンロードして解凍します。
解凍されたファイルからWin32DiskImager.exeを起動します。
イメージファイルを選択
ここでMD5 HashのチェックをクリックするとファイルのMD5を計算してくれます。
不要かもしれませんが、せっかくなので同梱されていたMD5値(pidora-18-r2c.img.md5sum)と比較
一致です。ファイルの破損が無いことも確認できたので書き込みます。
書き込み先(Device)を確認し、「Write」をクリック書き込みが終わるまでしばらく待ちます。
Write Successfulと表示されれば完了です。
Headless-Modeで起動する為に設定ファイルを作成します。
Windows上でSDカードを開くと/bootのみ読み書きできるようになっています。
headlessというファイルを作成し、IP等の設定を入れます。
自分の環境に合わせて192.168.11.100としました。
SDを抜いてRaspberryPiに刺して電源を入れます。LANケーブルを指すのをお忘れなく。
しばらくしてから192.168.11.100にSSH接続します
が繋がらない。理由は不明
とりあえずDHCPでIP取得しているかもしれないので、適当にDHCPのリース範囲に向けて接続を試みたところ192.168.11.16より反応あり。
ログインを試みます。ログインIDは root 初期パスワードは raspberrypi です。
ログイン成功!
headlessファイルで指定した設定が反映されなかった原因がわからなかったので、headlessファイルを一回消し、raspberrypi上で再作成して再起動してみました。
headlessファイルの設定が反映されました。謎です。
WINDOWS上で作成したのが問題なのか?とも考えましたが、WIKIにはWindowsで作成する場合は拡張子を消すことに気をつけろ的な記述もあるので、問題とは思えない。
よくわからないがキーボードもモニタも無しでPidoraが使える状態になったので、良しとする。
とりあえず今回はここまで。次回は/boot以外をHDDに移してハードディスクから起動します。
追記:
最初にfirewalldの設定をしておきましょう。後で悲しいことになります。
Windowsで headless を作成した時設定されなかったとのことですが, headless を作成した時の改行コードがCRLFになっていませんでしたか?